田舎の家大好き夫。家の奴隷の私。

田舎の家大好き夫。家の奴隷の私。

 思えば、結婚する前から火種はあったんです。私の主人は、都会嫌いで30代半ばで既に自分で田舎に土地と家を買っていました。私は実家が都会なため、田舎暮らしは信じられない、でも好きになって、結婚したい人がそこに住んでいるならば、と意を決して当時彼のプロポーズを受けました。

 家は田舎なのですが、私も主人も職場は都心まで出なければならず、結婚してからは通勤がとてつもなく大変になりました。持っていなかった車の免許も取得してはみたものの、大きな助けにはならず、毎日早朝に家を出て、深夜に帰宅。体力的にボロボロでした。結婚して一年も経たなかった頃。私は34歳、彼は40歳で、まだ子供はいませんだした。

 車の修理が必要になった、と彼が言うので私はそうなんだー、と答えると、結構高いんだよ、10万はかかる、というので、そうなんだ、高いねー、と普通に答えると突如彼は激昂。そうなんだ、とか他人事みたいに!僕達の車なのに、私が払うよ、の一言もないの?キミはケチだ、などと突然怒鳴り出したのです。

 その車はもともと彼が持っていたものですし、私は免許は取ったものの、結局殆ど乗っていなかったため、いきなりの彼の豹変ぶりに呆気にとられましたが、その後怒りがわいてきました。何故急に自分のものでもない車の修理代を払えなどと言われてケチ呼ばわりされなければいけないのか、大体10万くらいでなぜそんなに怒鳴るのか、ケチはそっちだ!と大喧嘩に発展。すると、実は彼が言うので買った田舎の家と土地、そして車も莫大なローンがあって、彼は毎月の給料のほとんどをそのローンに充てているため、本当にお金がないということが判明したのです。

 そういえば、食事に行こうとか、旅行に行こうかとかいうとやけにしぶることがあったのはそういうことか、とようやく納得。通勤も大変だし、この家と車を売ってローンを返して職場の近くに安いマンションを借りよう。と言ったらまた怒りだして、この家は僕の魂だとかなんとか言い出し、ああ、大変なのと結婚してしまった。家と私とどっちが大変なの!新婚だけど別れたい、と泣いたのをおぼえています。

 今でも、通勤の大変さ、ローンでお金がないことなど、ことあるごとに家のせいで喧嘩しますが、ギリギリまだ離婚までは発展していません。それ以外では愛し合っていますので。解決策は、私が我慢する以外どこにもないと思います。仕方ないです。